ようやく
先日、お盆は無理だからと緊急事態宣言前に弾丸帰省。
その際に父と家で二人になる時間がありました。
数年前まではそのシチュエーションになると、
どちらかがリビングを去るか、無言の気まずい時間を過ごすか(そして結局どちらかが部屋を出る)。
とはいえ自己肯定感回復プロジェクトを開始してからは
積極的に話しかけたり些細な事でもお礼を伝えたりするようにしていたのですが、基本無視。
それでも諦めずに「ねぇ聞こえてる?○○ありがとう!」と言おうもんなら「いちいちそんな事で礼なんか言うな!!」
・・・(・_・)・・・
天邪鬼にも程があるだろうがよ。。。
という感じで、一向に変わる気配のなかった父。
それがなんと!!
自分から色々と話しかけてきたのです。
その日は甥1の誕生日会を予定していて、父が可愛い孫のためにと
ピザは生地から捏ね、ローストビーフを焼いてジャークチキンを漬け込んで
それはそれは張り切って料理を準備していたのですが、おもむろに
わしなぁ、退職して仕事行かんでええし
畑したりこうやって孫に食べてもらう料理研究したり毎日楽しいんや。
たぶん人生残り20年もないし、いつ死ぬかもわからんのやで、好きな事して楽しんで生きよと思う。
父からポジティブな言葉が出てくるなんて!!!!!
「楽しい」なんて言葉が父の口から出てくるなんて!!!!!
ものすごく感動しました。
人生終わってるだのアホだの好き放題と言われようと(そしてこの後もしっかり言われた)、
そのくせ、肩揉め!食ってやるからしょうもない土産出せ!だの暴君な振る舞いをされようと、
マザコンくそじじい!なんてキレながらも諦めずにコミュニケーションを取ろうと頑張って良かった。
全く期待してなかった分、感動もひとしおでした。
また、母にそれを伝えたら「信じられん!!私には嫌味しか言わんのに!ええ?!」とぷんすかしつつも、
「あの人、そんな風に思ってたんや…。まぁそれなら良かったわ。楽しいんや…。」と
俄かには信じられないという様子ながら、ほっと安心もしているようでした。
はぁ。
ようやくここまで。
直後に夫婦喧嘩してぎゃーぎゃー騒いでいたし、
孫に好かれた過ぎて下痢でもアイスとジュース与えちゃうし(本人にも何度も何年も伝え続けているけれど、私はこれも虐待だと思う。)
昭和の頑固おやじは分かっていてもなかなか変われないから、まだまだこれから。
焦らず、期待せず、諦めずにやっていこうと思います。